コッペパンの名前の由来
Qコッペパンの“コッペ”とはどういう意味なのか知っていますか?
“コッペ”とは、フランス語の「切られた」という意味をもつ「coupe クーペ」からきています。
クーペはフランスパンの1種だそうで、それが訛って「コッペ」になったそうですよ。
フランスパンには種類がたくさんあり、「バゲット」「バタール」「ブール」「パン・ド・カンパーニュ」「エピ」「シャンピニョン」「クーペ」が代表的なのだそうですね。
種類ごとに切れ目(クープ)が違うらしく、クーペは一本だそうです。
切れ目をいれることによって火が通りやすく食べやすいです。
「クロワッサン」もフランスパンの1種らしいですが、日本では「フランスパン」と「クロワッサン」、別物のパンとして認識されているように思います。
ほかにも「ブール」。
山崎パンに「スイートブール」という人気なパンがありますが、それもフランスパンのブールからきています。袋にもフランスの旗が描かれていますね🇫🇷
少し話がそれましたが、
コッペパンは日本発祥で、クーペとは似ているが違うパンなのです。
【コッペパンの歴史】
コッペパンが普及したのは戦後(アメリカから小麦の援助をしてもらっていました)からで、昭和10年代に学校給食用につくられました。
それ以前にもコッペパンは存在しており、アメリカでパンの製法を学び、修行した田辺玄平が大正八年に開発したといわれています。
【フランスと日本のコッペパンの違い】
フランス…小麦粉を主とし、それ以外の材料が少ないため、かたい
日本 …小麦粉以外の材料が多く、フランスよりはかたくない
日本ではグルテンの多い小麦素材を使用しているので、グルテンの粘り気によってフランスよりも、もちもちしていて弾力があります。
フランスではもともと気候や土壌の関係からグルテンが乏しい小麦が主であり、ふんわりとしたパンをつくることが難しく、ハードなパンになるのだそうです。
コッペパンは昔から現在まで長い間ポピュラーで知らない人はあまりいないですよね。
学校給食で毎日のように出て、思い出がある方もいるのではないでしょうか。
給食に出ていた頃は時間内に食べることに精一杯で、味わうよりもはやく食べることばかりに集中していましたね。
味があまりなく、昔は「またこれか〜」と少しうんざりしていましたが、今ならコッペパンの良さが分かる気がします😃
今食べるなら、ゆっくりと落ち着いてパンをじっくり味わいたいなと思います。
それでは👋
↑コッペパンダ
(もはやたぬき寄りかもしれない…)